マインからマインドへ トップページへ戻る 上部鉄道跡取材

場所 石ヶ山丈〜角石原ヒュッテ
日時 平成20年(2008)4月1日
時間 10:00〜19:00

 
 今年度はじめの別子銅山の取材として、上部鉄道跡に登りました。

 今回の目的は、石ヶ山丈貯水池跡、鉱山鉄道跡に登り、取材を行うということでした。

 まず最初に魔戸の滝から、石ヶ山丈貯水池跡、石ヶ山丈停車場跡、切通し、一本松停車場、唐谷三連橋、千人塚、角石原の順に周って行きました。

 上部鉄道は、明治25年建設に着手し、明治26年に完成しました。

 日本最初の山岳鉱山専用鉄道として、角石原から石ヶ山丈の間5,532メートルが開通されました。

 しかし、採掘場の下部移行と第三通洞、東平から黒石間に複式索道の完成により、上部鉄道の輸送量は減少し、明治44年10月7日、上部鉄道は廃止されました。


機関車の前で記念写真!! 石ヶ山丈貯水池跡にて記念写真!!
機関車の前で記念写真!! 石ヶ山丈貯水池跡にて記念写真!!
気になる場所がたくさん!! 長い水路が続いていました。
気になる場所がたくさん!! 長い水路が続いていました。
銅山峰ヒュッテにもお邪魔しました。 一本松停車場に道標がありました。
銅山峰ヒュッテにも
お邪魔しました。
一本松停車場に道標がありました。
険しい山道を探索しました。 登山道から東平も見えました。
険しい山道を探索しました。 登山道から東平も見えました。

 まず最初に、石ヶ山丈貯水池跡に行きました。

 この貯水池は、端出場にある、水力発電所で発電する為の水を集めていた場所でした。

 貯水池には、長いレンガ造りの水路があり、今も当時のままの姿で残っていました。

 その後、切通しと呼ばれる、鉄道を敷くために大きな岩を切り開いた場所に行きました。

 写真で見た、当時の切通しは、緑も少ない場所でしたが、約100年たった今では、緑も生い茂っていました。

 今回、上部鉄道跡に登り、上部鉄道が走ってきた場所を実際にこの目で見てきました。

 実際にこんな山道に鉄道が走っていたという事に驚きました。

 狭い道や、断崖絶壁、このような道を18年間無事故で走った上部鉄道はすごいと思いました。

 しかし、一番すごいのは、その上部鉄道を運転していた運転手の方たちだと、感じました。

 なお今回の登山ルートは、途中にある橋が何箇所も壊れており、非常に険しい山道でした。


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